涙は女をキレイにする!? ～男女の涙の話 その2～(LAURIER（ローリエ）) - エキサイトニュース

さて、前回は「男性が"女の涙"が苦手な理由」についてでしたが、泣くことには、人間の身体にとって良い事もあるようです。"泣ける"ことをウリにした本や映画や、歌なども毎年ヒットしていますが、簡単に人前では泣けなくなった大人たちが、"泣くキッカケ"を無意識に欲しているからかもしれません。
できれば、悲しみや辛さで涙を流すのは避けたいものですが、感動や共感でなら沢山泣いたほうが、心身ともに健康でキレイになれるかも!?　引き続き、男女の差もふまえながら、今回は涙の成分や効能についても探ってみたいと思います。

■男は「感動」で、女は「人間関係」で泣きやすい!?

色覚異常を持っている人

「週末号泣のススメ（扶桑社／安原弘美著）」での調査によると、男女が「泣いた理由」として挙げたもので、大きな差が出ている項目があります。「期待以上の感動」で泣くのは男性のほうで、女性より3倍も多く、「人間関係」が理由に泣くのは女性のほうで、男性より2倍多い、という結果に。

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確かに、男性のなかにはスポーツの"感動の名シーン"などを何度も見て、涙ぐんだりする人も多いですね。一方、女性は物語やドキュメンタリーの登場者たちに感情移入しやすく、「私もこの気持ち分かるわ」「辛かっただろうに」と人間関係のあれこれに心を揺らし、共感して涙を流すことが多いもの。泣きたい気分のときに作品を選ぶならば、男性はスポーツや人生での感動シーンのあるものを、女性は人間関係や心理がたくさん描かれたドラマなどを、それぞれ選ぶと良いのかも。

■涙もろさの男女差は、13歳から!?

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また、涙もろさの男女差については、前編で述べた「脳の仕組みの違い」だけでなく、「ホルモン」も関与しているのでは、という見解もあります。米のハストラップ博士の調査では、13歳までは、男の子も女の子も泣く頻度は変わらないものの、それ以降、グッと男性が泣かなくなる、ということがわかっています。

13歳頃というのは、男の子が社会で虚勢を張らなくてはならなくなる時期であると同時に、女の子のほうも、『プロラクチン』という女性に沢山分泌されるホルモンが増える時期。これは母乳の出を促すホルモンで、涙腺の細胞にも含まれるため、女性の涙もろさに関係しているのではないか、という指摘もされています。母親になると涙もろくなるとも言われますが、涙を流す行為は、やはり"女性らしさ"の一つ、と言えるのかもしれませんね。

■泣くとスッキリ、ホッとする理由

さて、辛いときに、涙を流してワッと泣いてしまうと、何故かふーっと落ち着いたり、スッキリした気分になった経験がある方も多いのでは。…

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