何の前触れもなしに不安にとりつかれてしまい、生活に支障をきたす適応障害やパニック障害などへどう対応すればよいか。
番組では、座禅によって余計な過去や未来へ思考を向かわせない生き方と、具体的な脳のトレーニングを勧める熊野宏昭(早稲田大学人間科学学術院教授)氏の練習法を紹介しました。
〈今〉だけで風のように生きる前後裁断(ゼンゴサイダン)も一つの方法ですが、熊野宏昭氏の簡単トレーニングには「やっぱり!」と膝を打ちました。
氏はまず、川と落ち葉を用います。
瞑目し、川を流れて行く落ち葉を思い浮かべます。
そして、心に浮かんでくる不安などを丸めて落ち葉へ乗せて流します。
これだけのことですが、過去や未来に関する余分なものを流し去れば、今目の前にある現実がよく観えるようになるので、不安から抜け出られるそうです。
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もう一つの方法は、「また失敗するんじゃないか」などと何かを思ったならば、次の瞬間に「〜と思った」と思考内容を瞬時に過去化して、それにとりつかれないようにするやり方です。
これをくり返せば、頭に浮かぶもののうち、浮かんでも仕方がないものはだんだん浮かばなくなってくることでしょう。
現実に即した〈過去化できない真実〉だけが残るとすれば、不安は克服されるはずです。
さて、同じ1月11日午前、勉強会「生活と仏法」の冒頭で、いつものように短い瞑想を行いました。
腹式呼吸をする間に、心のトレーニングを行うのです。
まずゆるゆると息を吐き、同時に、不安や疲れや怨みなど心身から放したいものをその息に乗せて無限の宇宙へ放出します。
次に、ゆるゆると息を吸い、同時に、白い靄のようになった天地自然の霊力を口から丹田へと取り込みます。
次に、息を止め、痛む足や不安の詰まった脳を霊力によって清め、活性化します。
次に、また、吐く息へ足の痛みや不安を乗せて追い出します。
これは、熊野宏昭氏の方法と似ています。
腹式呼吸によって交感神経と副交感神経のバランスが動き、座禅と同じく脳波のはたらきも普段の日常生活とは異なる状態に入っていることでしょう。
こうして心身をリラックスさせ、活性化させ、清めてから、人の道を学んでいます。
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また、古来、怒りや怨みの消し方として伝わる方法もまた、熊野宏昭氏の方法と似ています。
まず、怒りや怨みを三匹の鬼の仕業とします。
カッとなったなら、それは赤鬼の仕業です。
流れる水に墨で相手の名前を書き、書く間から消えてしまう様子を眺め、怒りや怨みを解き放ちましょう。
ウヌッとなったなら、それは青鬼の仕業です。
浜辺の砂などに相手の名前を書き、寄せる水によってだんだんに消えてしまう様子を眺め、怒りや怨みを解き放ちましょう。
長い間、心から消えない黒いモヤモヤは黒鬼の仕業です。
心の石に刻まれ、なかなか風化しない相手の名前を実際に石へ書き、打ち壊し、青空を見上げて怒りや怨みを解き放ちましょう。
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悪しき心を相手のせいにせず、自分の心に住む鬼の仕業であるとするところが大事なポイントです。
相手のせいにしている限り、相手が変わる、相手へ復讐する、相手がいなくなるなど、相手に決着のカギが握られているので解決は困難です。
しかも、いつも相手のせいにする癖は必ず、当人へ「自分は不幸である」との嘆きをもたらします。
しかし、鬼の行為と知り、それが無効であると実感することによって、悪しき心そのものが空(クウ)であると気づけば、たちどころに解決します。
やがて鬼そのものがいなくなり、しかも、自分の心で解決できる人は決して「自分は不幸である」と嘆きません。
うまく行けば「ありがたい」、うまく行かなければ「仕方がない」、いずれにしてもただちに決着となり、人生の貴重な時間は次の対象のために活き活きとはたらきます。
宗教的修行をきっかけとしても、科学的知識をきっかけとしても、心のトレーニングの大切さを知って実践すれば、心は豊かに大らかになり、独りよがりにならず、対人関係もスムーズになります。
自分に合ったトレーニング法を見つけ、続けたいものです。
(オウムのようなものに引っかからぬよう、自分の行っているトレーニングがまっとうであるかどうかをチェックするのは簡単です。
心は豊かに大らかになり、独りよがりにならず、対人関係もスムーズになっていますか?)
原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。
「のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん」※今日の守本尊大日如来様の真言です。
どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
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