◎トヨタ、通期営業益2700億円=販売上振れで上方修正−4〜12月期は72%減益
※記事などの内容は2012年2月7日掲載時のものです トヨタ自動車は7日、2012年3月期連結の営業利益予想(米国会計基準)を、従来の2000億円から2700億円に上方修正した。タイ洪水による減産の影響1100億円を織り込んだ上で、政府のエコカー補助金復活による販売上振れや原価低減などの効果で、減益幅は前期比42.3%減(従来57.3%減)に縮小を見込む。
連結ベースの世界販売見通しは741万台と従来計画に3万台上積みした。昨年末国内で発売したハイブリッド車「アクア」の好調な販売などを踏まえ、売上高予想も18兆3000億円(前期比3.7%減)と1000億円増額した。
タイ洪水で24万台の影響が出る見通しだが、昨年11月下旬以降の挽回生産などで補い、単体の世界生産見通しも753万台と5万台上乗せした。
通期の想定為替レートは直近のユーロ安を反映し、1ユーロ=108円と1円円高方向に修正。対ドルは78円と据え置いた。
同日都内で記者会見した伊地知隆彦専務は「経営基盤強化に手応えを感じ始めた」と述べた上で、「北米、アジア市場を中心に、新型車投入などあらゆる販売増加策を図りたい」と強調した。
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◎トヨタ、今期営業益2000億円=下方修正、タイ洪水で減産
※記事などの内容は2011年12月9日掲載時のものです トヨタ自動車は9日、2012年3月期の連結営業利益予想(米国会計基準)を前期比57.3%減の2000億円(従来4500億円)に下方修正した。10月に発生したタイの洪水による全世界規模での減産が響く。売上高は4.2%減の18兆2000億円(同19兆円)を見込む。
トヨタ単体の世界生産台数は748万台と従来計画から24万台下方修正した。東日本大震災の影響から脱し、下期以降増産体制に入っていたが、タイ洪水による一時的な部品調達難で23万台の減産影響が出るため。ダイハツ工業などを含む連結の販売台数も738万台と22万台下振れする見通し。タイの洪水による減益要因は1200億円に上る。
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◎トヨタ、通期業績予想「未定」に=タイ洪水の影響見通せず
※記事などの内容は2011年11月8日掲載時のものです トヨタ自動車は8日、2012年3月期通期の連結業績予想(米国会計基準)について、売上高、本業のもうけを示す営業利益、純利益をいずれも「未定」に変更した。タイの洪水による部品調達難で世界規模の減産を強いられているため。都内で同日、記者会見した小沢哲副社長は「生産販売計画の精査に時間を要し、最新の見通しを話せる状況にない」と述べた。自動車大手で通期見通しを白紙に戻すのはホンダに次ぎ2社目。
これまでは連結売上高19兆円、営業利益4500億円、純利益3900億円を見込んでいた。洪水の影響に加え、歴史的な円高によって業績が一段と下振れする恐れもある。
トヨタのタイ工場は浸水被害は受けていないが、部品供給が滞り、現地工場は10月10日に操業を停止。国内や北米、他の東南アジア諸国などでも同月下旬、減産に入った。国内の工場は計画比8割程度の稼働にとどまっている。
復旧の見通しは立たず、生産調整は18日まで継続する。小沢副社長は「いろいろな形でご迷惑をかける局面になりつつある」として、国内での新車の納車時期が遅れる可能性などを示唆した。
一方、同時に発表した11年9月中間連結決算は、東日本大震災による販売台数の大幅な減少が響き、営業損益が325億7300万円の赤字(前年同期は3231億2000万円の黒字)に転落した。中間決算の赤字はリーマン・ショック直後の09年以来2年ぶり。世界販売台数は18.5%減の302万6000台にとどまった。
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◎通期営業益4500億円=生産上積みで上方修正−4〜6月期は赤字・トヨタ
※記事などの内容は2011年8月2日掲載時のものです トヨタ自動車は2日、2012年3月期連結営業利益予想(米国会計基準)を従来の3000億円から前期比3.9%減となる4500億円に上方修正した。東日本大震災からの「想定をはるかに超えるスピード」(伊地知隆彦専務)での生産体制復旧で、同期のトヨタ単体の世界生産台数が当初計画を約5%上回る772万台(前期は約734万台)を見込めるため。
想定為替レートは、直近の円高騰を踏まえ1ドル=80円(従来82円)に修正。その上で、通期の予想売上高を4000億円増額し、前期に比べ微増の19兆円とした。
本格的な増産を1カ月前倒しして9月中に開始し、国内生産台数計画を314万台に13万台強上積み。海外製造分も458万台と24万台強、積み増した。
ダイハツ工業なども加えた連結販売台数は、計画を約5%上回る760万台(前期は約730万台)に増える見通しだ。
供給態勢が整った一方で、今後は米国景気の先行き懸念を背景とした円高が大きなリスク要因となる。都内で記者会見した伊地知専務は「強みである原価低減を軸に収益構造の改善を推進する」と強調。年間の国内生産300万台体制も維持する方針を示した。
同時に発表した11年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比29.4%減の3兆4410億円、営業損益が1079億円の赤字(前年同期は2111億円の黒字)。四半期ベースでの赤字は09年4〜6月期以来、8期ぶり。連結生産台数は前年比ほぼ3割減の118万9000台だった。ただ、伊地知専務は「(早期復旧で)影響は最小限に食い止めることができた」と強調した。
◎トヨタ、今期営業益36%減=上期1200億円の赤字予想−震災と円高が影響
※記事などの内容は2011年6月10日掲載時のものです トヨタ自動車は10日、2012年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を発表した。営業利益は前期比35.9%減の3000億円にとどまる見込みで、3期ぶりに営業減益となる。円相場が高止まっている上、東日本大震災による販売減が響き、上期(11年9月中間)は1200億円の営業赤字に転落する見通しだ。通期の売上高は2.1%減の18兆6000億円と予想した。
同社はリーマン・ショックで赤字に転落した09年3月期以降、新興国での販売増や一段の経費削減で増益基調にあったが、震災で急ブレーキがかかった形だ。
震災で減産を強いられている生産台数は、下期にかけて大きく挽回する。トヨタ単体では前期より4万8000台増やし、739万台とした。
ただ、販売台数は上期の落ち込みが尾を引き、ダイハツ工業と日野自動車を含む連結ベースでは前期を6万8000台下回る724万台と予想した。内訳は上期が292万台、下期が432万台で、生産の回復に伴い、下期に大幅な上積みを目指す。
◎営業益、3.2倍の4682億円=震災損害1100億円−トヨタの11年3月期
※記事などの内容は2011年5月11日掲載時のものです トヨタ自動車が11日発表した2011年3月期連結業績(米国会計基準)によると、本業のもうけを示す営業利益は前期の3.2倍の4682億7900万円だった。増益は2期連続。売上高は前期比0.2%増の18兆9936億円だった。東日本大震災による損失が約1100億円に上ったものの、一段の原価低減に加え、新興国での販売台数増が寄与した。
12年3月期業績見通しの公表は見送ったが、「6月中旬までには公表する」(豊田章男社長)という。
連結販売台数(ダイハツ工業と日野自動車を含む)は、前期比7万1000台増の730万8000台。日本では昨秋のエコカー補助金終了や震災で減少に転じたものの、タイやインドネシアなどアジアが好調だった。純利益は94.9%増の4081億8300万円だった。
◎早期に営業益1兆円へ=新興国と環境車に重点−トヨタ経営指針
※記事などの内容は2011年3月9日掲載時のものです トヨタ自動車は9日、一昨年に就任した豊田章男社長の下で初めて策定した経営指針「グローバルビジョン」を発表した。生産・販売の重点を先進国から新興国にシフトするとともに、ハイブリッド車(HV)の車種を拡充。早期に連結営業利益を現在(2011年3月期見通しで5500億円)の約2倍に当たる1兆円に引き上げると表明した。
目標とする年次や販売台数は盛り込まなかったが、豊田社長は「あえて言えば、2015年に900万台のレベルを想定している」と述べ、トヨタ単体で10年度の753万台から約150万台上乗せする考えを示した。日野自動車とダイハツ工業を合わせたグループ全体では1000万台の達成を目指す。
指針では、強い収益基盤の確立に向け、赤字が続く単独営業損益の早期黒字化を強調。「1ドル=85円、単体販売台数750万台」の厳しい環境下でも、連結営業利益率5%(利益水準で1兆円程度)が達成できる体質づくりを掲げた。
また「積極的に攻める分野」としては、新興国と環境車を挙げた。新興国対策では現地開発モデルの投入などで販売台数を増加。これにより、現在「日米欧60%、新興国40%」の販売台数割合を50%ずつにする。環境車戦略では、15年までに約10車種のHVの新型車を投入する。
トヨタの営業利益と販売台数(昨年)
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